Venus

ぼくのりりっくのぼうよみの「Venus」を聴いています。

 

初めはこのアルバム「hollow world」の中でも華やかな「Sunrize(re-build)」や、「sub/objective」に気を取られていた。

つい最近になってこの曲の美しさに気がついた。

 

エロくないのに、エロイ。

 

何がエロイのかというと。

耳元で囁かれる「こんな こんなに近くに」という言葉がエロイのだ。

 

Venusというと自分が思い浮かべるのは何か。

自分が好きな女神はニケだ。

他には、女性ではないが小説「炎の蜃気楼」の主人公仰木高耶かな。

 

bonobosの「beautiful」のように美しい。

美しいメロディに美しい言葉。

一曲の中にきちんと物語があるのもいい。

 

他の曲にも共通していることだが、色気がある。

年齢を考えるとそら恐ろしいくらいに色気がある。

 

むせかえるような色気ではないが、そこはかとない色香がある。

 

アルバムは日常的に自分がうすらぼんやりと感じていたようなことが歌詞になっている。

その日常性と言葉の響きの美しさと音楽としての完成度がやっぱり並ではない。

 

聴きこむことでわかることがある。

気づいた瞬間が心地よい。

 

私は美しい曲が好きだ。

誰かの作った美しいものを吸い取って生きているような気がしている。

この静かで美しい曲を聴いているとなんだか気持ちよくなってくるのだ。

 

ACIDMANの「世界が終わる夜」もそうだが。

美しい。

 

私には音楽を作る才能がない。

それを褒めたたえる的確な言葉もそうそう浮かばない。

それでも訴えたくなるような魅力がある。